マスカーニ(1863-1945)
歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」全曲
トゥリッドゥ: ユッシ・ビョルリンク
サントゥッツァ: レナータ・テバルディ
ルチア: リナ・コルシ
アルフィオ: エットレ・バスティアニーニ
ローラ: ルチア・ダーニ
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団&合唱団
合唱指揮: アンドレア・モロシーニ
指揮: アルベルト・エレーデ
録音: 1957年
(73:10)
今夜はマスカーニの「カヴァレリア・ルスティカーナ」です。
このオペラはブログ2回目の登場となりますが、実は、前回エントリーした直後に思い違いがあることに気づきました(>_<)
深夜便36 「カヴァレリア・ルスティカーナ」 レヴァイン
そこでは、「イタリア歌劇を好きになるきっかけとなった曲であり、録音」と述べました。確かにイタリア歌劇が好きになって、そのレヴァイン盤は早い段階で聞いていますが、そのきっかけとなったのは、今夜聞いたエレーデ盤でした。
エレーデ盤の音楽の豊かさは比類がありません。ビョルリンク、テバルディ、バスティアニーニといった往年の名歌手、そしてオーケストラの豊潤なフレージングは、このオペラの悲劇性よりも「歌」でキャンバスを塗りつぶした感さえあります。
そこで、もう少し現代的な(?)レヴァイン盤を取り出すことが多かったのだと思いますが、やはり今あらためて聞きなおしてみると、エレーデ盤により"オペラ"としての魅力を感じました。歌もすばらしいですが、間奏曲の豊潤でありながら厭らしい節回しとなっていないことも特筆しておきます。
いかにも「旧き佳き時代」の産物といった趣もあるかもしれませんが、録音状態に古臭さは感じました。さすがはDECCA/LONDONといったところでしょうか。
なお、前述の思い違いをエントリー後すぐにでも訂正しようかと思いましたが、今日という日を待ちました。今日8月2日はマスカーニの命日にあたりますから。
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2009/Aug
02
Sunday
21:00
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