ヴィヴァルディ(1678-1741)
歌劇「オルランド・フリオーソ」ハイライツ
オルランド: マリリン・ホーン
アンジェリカ: V. デ・ロス・アンヘレス
アルチーナ: L. ヴァレンティーニ・テラーニ
ブラダマンテ: カルメン・ゴンザレス
メドロ: ラヨシュ・コスマ
ルッジェーロ: セスト・ブルスカンティーニ
アストルフォ: ニコラ・ザッカリア
コーロ・アミーチ・デラ・ポリフォニア
合唱指揮: ピエロ・カヴァッリーニ
イ・ソリスティ・ヴェネティ
指揮: クラウディオ・シモーネ
録音: 1977年
(72:43)
「四季」で圧倒的な知名度を誇るヴィヴァルディですが、「四季」が含まれる協奏曲集「和声と創意の試み」、「調和の霊感」や「グローリア」などを除くと、その他の作品はあまり親しみがないかもしれません。
このほかの作品も意外に(?)録音はあり、私もいくつかの協奏曲集などを聞いたことがありますが、その他の作品の知名度が高まらない理由は、あまりに多くの曲が遺されているというアイロニーが潜んでいるような気がします。
なにせ協奏曲だけで500曲以上、オペラも現存するだけで50以上という夥しい数の作品が遺されているのですから!
それでも、協奏曲とは異なり、オペラとなると多くの録音は無いようです。私が最初の興味をもったのは、シモーネ&イ・ソリスティ・ヴェネティによるオペラの序曲集でした。同コンビによる歌劇「オルランド・フリオーソ」があると知り、聞いてみましたが、バロック・オペラを存分に堪能できる名曲と思いました。
ヘンデルのオペラのように1曲のアリアが長大であり、歌手の技巧の見せ場がいたるところにあります。筋書きはそのヘンデルの「アルチーナ」に似ており、この2つのオペラでは、アルチーナ、ルッジェーロ、ブラダマンテと登場人物が同一となっています。
ヘンデル 歌劇「アルチーナ」
なお、昨日7月28日はヴィヴァルディの命日でした。
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2009/Jul
29
Wednesday
22:00
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