ヤナーチェク(1854-1928)
歌劇「ブロウチェク氏の旅」より
第2部「ブロウチェク氏の15世紀への旅」
マチェイ・ブロウチェク: ヤン・ヴァツィーク
ヴュルフル/市参事会員: ズデニェク・プレフ
詩人スヴァトプルク・チェフ(原作者)/
第2のターボル兵: イワン・クスニエル
ドムシーク: ロマン・ヤナール
ケドルタ: レンカ・シュミードヴァー
クンカ: マリア・ハーン
ヴァツェク: ヴァーツラフ・シベラ
ミロスフラフ: アレシュ・ブリスツェイン
ヴォイタ: ヤロスラフ・ブジェジナ
大学生: マルチナ・バウエロヴァー
ペツシーク: ペテル・ストラカ
第1のターボル兵: チャールズ・ギップス
BBCシンガーズ
合唱指揮: スティーヴン・ベターリッジ
BBC交響楽団
指揮: イジー・ビエロフラーヴェク
録音: 2007年
(57:58)
今夜はヤナーチェクの「ブロウチェク氏の旅」第2部です。
第1部の「月への旅」は、先月3日のヤナーチェクの生誕日に聞き、このオペラのことにも少し触れています。
深夜便56 「ブロウチェク氏の旅」第1部 ビエロフラーヴェク
今夜は後半の第2部「15世紀への旅」となりますが、またしても酔っぱらったブロウチェク氏が夢の中で、今度は15世紀のフス戦争に巻き込まれてしまうという筋書きです。
敵のスパイと勘違いされ、火あぶりの刑に処される直前で酔いから醒めて現実に戻るという、これまた第1部に続くコミック・オペラですが、ヤナーチェク特有の筆致に彩られたオペラです。
スメタナ、ドヴォルザーク、そしてヤナーチェクといったチェコ&モラヴィアの作曲家のオペラが、イタリアやドイツ、オーストリーの作曲家作品ほど演奏されないのは、作品そのものの問題というより、原語の問題が第一に挙げられるでしょう。
スメタナの「売られた花嫁」の録音などは、オリジナルよりも英語やドイツ語版の方が多いかもしれません。ヤナーチェクのオペラは、サー・チャールズ・マッケラスの功績によってだいぶ知名度が上りましたが、欲は言いませんので、英語でもドイツ語でももっと聞く機会ができればと思います。
なお、今日8月12日は、ヤナーチェクの命日にあたります。
PR
2009/Aug
12
Wednesday
00:00
Comment(-)