プッチーニ(1858-1924)
歌劇「ラ・ボエーム」全曲
ミミ: レナータ・テバルディ
ムゼッタ: ヒルデ・ギューデン
ロドルフォ: ジャチント・プランデッリ
マルチェロ: ジョヴァンニ・インギッレリ
ショナール: フェルナンド・コレナ
コルリーネ: ラファエル・アリエ
パルピニョール: ピエロ・デ・パルマ
ベノア / アルチンドロ: メルキオーレ・ルイーゼ
税関の役人: イルデブランド・サンタフェ
サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団&合唱団
指揮: アルベルト・エレーデ
録音: 1951年
(52:12/52:39)
今夜はプッチーニの「ラ・ボエーム」です。
モーツァルト、ロッシーニ、ワーグナーによるとても好きなオペラを年代順に聞いてきましたが、その締めくくりはプッチーニです。今回はヴェルディを割愛していますが、それは今月初めに「マクベス」を聞いたためです。
「トリスタン」では1950年代初頭の歴史的な演奏を聞きましたので、「ラ・ボエーム」もその前年に収録されたエレーデ盤としました。音質は古めかしい感は否めませんが、モノラル録音とは思えないほど豊かなサウンドとなっているのは、演奏の質によっていることと思います。
ここでのミミはレナータ・テバルディですが、後年の録音よりも若々しさが魅力となっています。
深夜便35 プッチーニ 「ラ・ボエーム」 セラフィン
セラフィン盤では前半2幕がいささか貫禄がありすぎる感もありましたが、このエレーデ盤では可憐さも兼ね備えています。
そして、それ以上にここでの聞きものは、ギューデンの愛らしいムゼッタでしょう。ギューデンとなると、往年のモーツァルト&R. シュトラウス歌手といったイメージがありますが、独特の厭味のない"軽み"が魅力的です。こ「オペラ深夜便」では、かつて、ゾフィーをギューデンで聞いています。
深夜便47 R. シュトラウス 「ばらの騎士」 ヴァルヴィーゾ
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2009/Aug
30
Sunday
19:00
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