プッチーニ(1858-1924)
歌劇「ラ・ボエーム」ハイライツ
ミミ: レナータ・テバルディ
ロドルフォ: カルロ・ベルゴンツィ
ムゼッタ: ジャンナ・ダンジェロ
マルチェルロ: エットーレ・バスティアニーニ
コルリーネ: チェーザレ・シエピ
ショナール: レナート・チェーザリ
ブノア/アルチンドロ: フェルナンド・コレナ
パルビニョール: ピエロ・デ・パルマ
ローマ聖チェチーリア・アカデミー管弦楽団&合唱団
指揮: トゥリオ・セラフィン
録音: 1959年
(55:23)
今夜はプッチーニの「ラ・ボエーム」です。
いたい出費でした。今セラフィン指揮の全曲盤が手元になく、どうしてもこの名演奏を聞きたくて、ダブりを承知で抜粋盤を購入してしまいました ┐(´ー`)┌
テバルディの歌唱は、第1幕と第2幕ではいくぶん粗い感もありますが、後半2つの幕での豊かさといったらありません。ベルゴンツィ、バスティアニーニ、ダンジェロ、そしてシエピといった共演者も豪華ですね。
そして、セラフィンの指揮するオーケストラの豊潤さはまったく比類がありません。もちろん前半2幕もすばらしいのですが、第3幕での四重唱は夢見心地ですし、第4幕の幕切れなどは鳥肌ものです。
後半2つの幕にかんしては、私にとってこのオペラの無敵の演奏となっています。もう半世紀も前の録音ですが、音質も古めかしいことはありません。
なお、「ラ・ボエーム」の抜粋は1時間に満ちませんが、余白にはテバルディ、モナコ、ベルゴンツィによるアリア集が収められています。800円ほどの廉価盤で70分近く往年の名歌唱を聞くことができることは幸いです。
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2009/May
15
Friday
23:30
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