ヴェルディ(1813-1901)
"Verdi Weekend"
歌劇「ラ・トラヴィアータ」より 2曲
歌劇「アイーダ」より 2曲
歌劇「ルイザ・ミラー」より 1曲
歌劇「オテロ」より 1曲
歌劇「ナブッコ」より 1曲
歌劇「リゴレット」より 2曲
歌劇「イル・トロヴァトーレ」より 3曲
ジョアン・サザーランド
カルロ・ベルゴンツィ
マリア・キアーラ
レナータ・テバルディ
チェザーレ・シェピ
ジュリエッタ・シミオナート
マリオ・テル・モナコ 他
(61:09)
今夜はヴェルディのオペラ名曲集、"Verdi Weekend" です。
これも前回と同じく「コンピレイション・アルバム」であり、ジャケットはいかにも廉価盤といった趣ですね(≧∇≦)
しかしながら、選曲とその配置が巧いと思えるのです。各トラックを単独で聞くというよりは、このCD1枚でヴェルディのオペラを愉しめる配慮がなされていると思います。緩急の使い分け、つまり、独唱、重唱、合唱曲の多彩さがあるものの、「寄せ集め」的な趣がないのです。
「ラ・トラヴィアータ」第1幕前奏曲に始まり、「乾杯の歌」につづくあたりはフツーですが、その後の「アイーダ」では有名な「凱旋行進曲」もその合唱も含まずにアリアに絞っているあたりに、製作者のこだわり(?)も感じられます。
もちろん、1時間ほどでヴェルディのオペラのすべてのエッセンスを盛り込むことは不可能に近いでしょう。各人の好みもありますから。また、どちらかというと、このCDはヴェルディの暗の部分よりも明の部分にスポットがあたっているあたりに違和感があるかもしれません。
それでもなお、タイトルどおり、"ウィークエンド"にちょっぴりオペラを愉しむにはすてきな一枚です(^-^) 最後に「あの火刑台の… 恐ろしい炎は」で駆け足で終わるので、全体の余韻に浸ることができませんが、明日からの活力を得たということで…(≧∇≦)
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2009/Jul
19
Sunday
20:00
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