モーツァルト(1756-1791)
歌劇「フィガロの結婚」ハイライツ
アルマヴィーヴァ伯爵: トーマス・ハンプソン
伯爵夫人: シャルロッテ・マチェウスキー
スザンナ: バーバラ・ボニー
フィガロ: アントン・シャリンガー
ケルビーノ: ペトラ・ラング
マルチェリーナ: アン・マレイ
バルトロ: クルト・モル
バジリオ: フィリップ・ラングリッジ
バルバリーナ: イザベル・レイ
アントニオ: ケヴィン・ランガン
2人の女中: リリアーナ・カステロ、ペトラ・ラング
オランダ歌劇場合唱団
合唱指揮: ヴィンフリート・マチェウスキ
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
指揮: ニコラウス・アーノンクール
録音: 1993年
(76:20)
今夜はモーツァルトの「フィガロの結婚」です。
かつては「このオペラはレシタティーヴォを含む全曲を聞いてこそ、その素晴らしさが分かる」と思っていました。ところが、ここ数年はすっかりハイライツを聞くことがほとんどなっています。
時間的な制約があることもありますが、多くの登場人物の複雑な心理劇をCD3枚にわたって愉しむには、私も少し歳をとりすぎたのかもしれません(≧∇≦)
「ドン・ジョヴァンニ」に続いて、「フィガロの結婚」もアーノンクールの抜粋盤を選びました。前者は同曲の屈指の名演であり直球型の演奏でしたが、後者は変化球の多用に驚いたものです。
しかしながら、この抜粋盤では、変化球であることに気づきにくく、ハイライツとして愉しむには素敵なディスクです。
「ドン」で名歌唱を聞かせてくれた歌手陣も「フィガロ」で登場しており親しみが湧きますが、ここではバルトロでのモルの参加が嬉しい限りです。
抜粋盤ですので、第1幕の"Cosi fan tutte le belle"の台詞がないことが残念ですが、それでも1時間15分以上も安価な廉価盤で「フィガロの結婚」を堪能できることは幸せです。
PR
2009/Mar
08
Sunday
00:00
Comment(-)