ビゼー(1838-1875)
歌劇「カルメン」ハイライツ
カルメン: テレサ・ベルガンサ
ドン・ホセ: プラシド・ドミンゴ
エスカミーリョ: シェリル・ミルンズ
ミカエラ: イレアーナ・コトルバス
フラスキータ: イヴォンヌ・ケニー
メルセデス: アリシア・ナフェ
スニガ: ロバート・ロイド
アンブロジアン・シンガーズ
ジョージ・ワトソン・カレッジ少年合唱団
ロンドン交響楽団
指揮: クラウディオ・アバド
録音: 1977年
(68:36)
今夜はビゼーの「カルメン」です。
タイトル・ロールはベルガンサ、ドン・ホセにドミンゴ、エスカミーリョにミルンズ、そしてミカエラにコトルバスという名歌手が一堂に会すという豪華さ!
総じてしなやかな「カルメン」となっていますが、歌手陣だけでなく、オーケストラと合唱団を含め、アバドの隅々に至るまでの配慮があってのことでしょう。
「カルメン」に劇的な振幅を求めるならば、かつて聞いたマゼール盤となりますが、このアバド盤の練られた表現もたいへん聞きものと思います。
深夜便14 ビゼー 「カルメン」 マゼール
ベルガンサの題名役は、お上品すぎるかもしれませんが、妖艶なカルメンというより、現代にも通じる一般的な人間像を描いて妙と思っています。
なお、今日6月3日はビゼーの命日にあたります。
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