Georges Bizet (1838-1875)
Carmen
Libretto by Henri Meilhac & Ludovic Halévy, after Mérimée
Carmen.... Grace Bumbry
Don José.... Jon Vickers
Micaëla.... Mirella Freni
Frasquita.... Eliane Lublin
Mercédès.... Viorica Cortez
Escamillo.... Kostas Paskalis
Moralès.... Claude Meloni
Zuniga.... Bernard Gontcharenko
Dialogue: Thamilla Mesbach Carmen, Dominique Arden Micaëla, Catherine Rethi Mercédès, André Batisse Don José, Dominique Santarelli Escamillo
Les Petits Chanteurs à la Croix de Bois
Chorus master: Abbé Delsinne
Chœurs du Théâtre National de l'Opéra de Paris
Chorus master: Jean Laforge
Orchestre du Théâtre National de l'Opéra de Paris
Rafael Frühbeck de Burgos
July 1969, January and February 1970
2012/Jan
25
Wednesday
00:20
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ビゼー(1838-1875)
歌劇「カルメン」ハイライツ
カルメン: テレサ・ベルガンサ
ドン・ホセ: プラシド・ドミンゴ
エスカミーリョ: シェリル・ミルンズ
ミカエラ: イレアーナ・コトルバス
フラスキータ: イヴォンヌ・ケニー
メルセデス: アリシア・ナフェ
スニガ: ロバート・ロイド
アンブロジアン・シンガーズ
ジョージ・ワトソン・カレッジ少年合唱団
ロンドン交響楽団
指揮: クラウディオ・アバド
録音: 1977年
(68:36)
今夜はビゼーの「カルメン」です。
タイトル・ロールはベルガンサ、ドン・ホセにドミンゴ、エスカミーリョにミルンズ、そしてミカエラにコトルバスという名歌手が一堂に会すという豪華さ!
総じてしなやかな「カルメン」となっていますが、歌手陣だけでなく、オーケストラと合唱団を含め、アバドの隅々に至るまでの配慮があってのことでしょう。
「カルメン」に劇的な振幅を求めるならば、かつて聞いたマゼール盤となりますが、このアバド盤の練られた表現もたいへん聞きものと思います。
深夜便14 ビゼー 「カルメン」 マゼール
ベルガンサの題名役は、お上品すぎるかもしれませんが、妖艶なカルメンというより、現代にも通じる一般的な人間像を描いて妙と思っています。
なお、今日6月3日はビゼーの命日にあたります。
ビゼー(1838-1875)
歌劇「カルメン」ハイライツ
カルメン: アンナ・モッフォ
ドン・ホセ: フランコ・コレッリ
エスカミーリョ: ピエロ・カプッチッリ
ミカエラ: ヘレン・ドナート
フラスキータ: アーリーン・オジェー
メルセデス: ジャーヌ・ベルビエ
ダンカイロ: ジャン・クリストフ・ベノワ
レメンダート:カール・エルンスト・メルカー
スニガ: ホセ・ファン・ダム
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団&合唱団
合唱指揮: ヴァルター・ハーゲン・グロール
指揮: ロリン・マゼール
録音: 1970年
(58:37)
今夜はビゼーの「カルメン」です。
私は多くの「カルメン」を聞いているわけではありませんし、この曲は全曲を通して聞くよりも抜粋で聞くほうが多いのですが、このマゼール盤はとびっきりの魅力に溢れています。
モッフォの妖艶な題名役、コレッリの血の気の多いドン・ホセ、カプッチッリの巧みで力強いエスカミーリョ、そしてドナートの可憐なミカエラと主役級のすばらしい歌唱にはただ聞き惚れるのみです。
さらに、スニガといった脇役にダムを擁するといった豪華さもありますが、脇役の華はなんといってもオジェーのフラスキータでしょう。第2幕冒頭の「ジプシーの歌」でモッフォの"ラ・ラ・ラ"に絡むオジェーの美しさとコントラストといったらありません。あまりに古典美的かもしれませんが、その魅力には抗し難いものがあります。
今回はハイライツ盤での鑑賞ですので、もっと他にも聞きたい場面があることは否めませんが、それでもむせかえるような「カルメン」独特の情緒に浸ることができました。
2009/Mar
23
Monday
00:00
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