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オペラ深夜便 - メモ帳

深夜便のメモ帳

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2024/Apr
Saturday
01:17
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深夜便48 モーツァルト 「コシ・ファン・トゥッテ」 ベーム

モーツァルト(1756-1791)
歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」全曲
フィオルディリージ: リーザ・デラ・カーザ
ドラベラ: クリスタ・ルートヴィヒ
デスピーナ: エミー・ローゼ
グリエルモ: エーリッヒ・クンツ
フェランド: アントン・デルモータ
ドン・アンフォルソ: パウル・シェッフラー
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
指揮: カール・ベーム
録音: 1955年
(74:53/71:49)



今夜はモーツァルトの「コシ・ファン・トゥッテ」です。

R. シュトラウスはモーツァルト・スタイルを求めて「ばらの騎士」を書きましたが、そのストーリーは「フィガロの結婚」に似通っていることは有名でしょう。前回の流れからすれば、「フィガロの結婚」ですが、これは先日聞いたばかりですので、今夜は「コシ・ファン・トゥッテ」を選びました(^-^)

モーツァルト=ダ・ポンテ三部作では、「フィガロ」と「ドン」の舞台がスペインのアンダルシア州セビリャ、「コシ」はイタリアのカンパニア州ナポリとなっています。セビリャもナポリも、陽光が燦々とふりそそぐ土地というイメージがありますが、「コシ」の音楽はそれに相応しいと思います。

「鬼のパンツ」 「フニクラ・フニクラ」で有名なヴェスヴィオ火山を眼前に臨むナポリに対する(私の勝手な)イメージを髣髴とさせる「コシ」となるとなかなか見出すことができません。マッケラスの全曲録音がそれに最も相応しいと思いますが、今夜はベームの全曲盤としました。

これはひたすらウィーン的な演奏と思えます。声高になることなく、美声で語るように歌われるスタイルは、これまた魅力的です。重唱での声の溶け具合も玄妙です。ただし、のんびりとした雰囲気が全体を覆っていますので、そこが好悪を分けるかもしれません。

なお、ベームは「コシ」をたいへん愛好していたそうですが、いくつかカットを施しています。ナンバーにすると、第7曲、第24曲、第27&28曲となります。
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2009/Jun
Sunday
22:00
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プロフィール
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深夜便
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性別:
男性
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