ロッシーニ(1792-1868)
歌劇「セビリャの理髪師」ハイライツ
ロジーナ: マリリン・ホーン
フィガロ: レオ・ヌッチ
バジリオ: サミュエル・ラメイ
バルトロ: エンツォ・ダーラ
アルマヴィーヴァ: パオロ・バルバチーニ
ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
指揮: リッカルド・シャイー
録音: 1982年
(74:18)
今夜はロッシーニの「セビリャの理髪師」です。
前回鑑賞した「アルジェのイタリア女」から3年後の1816年、ロッシーニのオペラでも最も有名な「セビリャの理髪師」が発表されました。
「アルジェのイタリア女」といい、「セビリャの理髪師」といい、賢い女性(メゾ・ソプラノ)が悪巧みをめぐらす男性の裏をかいてハッピー・エンドという型がありますね。今回もその賢い女性、ロジーナにホーンを起用したシャイー盤を聞きました。
ここでもホーン特有の声質に癖を感じますが、やはりこの稀代のメゾ・ソプラノの歌唱にはただ感服するのみです。その相方のフィガロにヌッチ、バジリオにラメイ、バルトロはダーラと豪華な歌手陣の協演に聞き応え充分でした。
シャイーは、この指揮者にしてはタッチが重い感もあります。立派過ぎるとでも言えばよいでしょうか。しかし、有名な序曲などは堂々として好きです。
ロッシーニのオーケストレイションにかんして言えば、「セビリャの理髪師」といい「アルジェのイタリア女」といいオーボエの扱いが巧いですね!
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2009/Apr
26
Sunday
00:00
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