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オペラ深夜便 - メモ帳

深夜便のメモ帳

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2024/Apr
Monday
12:08
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深夜便56 「ブロウチェク氏の旅」第1部 ビエロフラーヴェク

ヤナーチェク(1854-1928)
歌劇「ブロウチェク氏の旅」より
第1部「ブロウチェク氏の月への旅」
マチェイ・ブロウチェク: ヤン・ヴァツィーク
マザル/青空の化身: ペテル・ストラカ
堂守/月森の化身: ロマン・ヤナール
マーリンカ/エテレア: マリア・ハーン
魔光大王/ヴュルフル: ズデニェク・プレフ
ボーイ/神童: マルチナ・バウエロヴァー
竪琴ひき/作曲家: アレシュ・プリスツェイン
雲の化身: ヴァーツラフ・シベラ
虹の化身: ヤロスラフ・プジェジナ
BBCシンガーズ
合唱指揮: スティーヴン・ベターリッジ
BBC交響楽団
指揮: イジー・ビエロフラーヴェク
録音: 2007年
(65:00)



今夜はヤナーチェクの「ブロウチェク氏の旅」です。

1854年にモラヴィアで生まれたヤナーチェクは、スメタナ(1824年生)、ドヴォルザーク(1841年生)とともにチェコの国民楽派を代表する作曲家であり、オペラの創作にも力を注いでいます。

この3人のオペラ作品は、未完を含めればスメタナは少なくとも9、ドヴォルザークは11、ヤナーチェクは9と決して少なくありません。スメタナとドヴォルザークは管弦楽曲と室内楽作曲家として名を遺した感がありますが、この中ではヤナーチェクが最もオペラ作曲家に近い存在となるでしょうか。

「ブロウチェク氏の旅」はヤナーチェクの5つめのオペラにあたり、作曲期間は1908年から1917年と9年にもおよんでいます。2部構成となり、第1部は「ブロウチェク氏の月への旅」、第2部は「ブロウチェク氏の15世紀への旅」。

今夜は第1部を聞きましたが、酔っぱらったブロウチェク氏が夢の中で月へ旅行するという物語です。月での芸術至上主義的で、食事も禁欲的すぎて、ブロウチェク氏が月を逃げ出し地球へ戻ってくるまでを描いたコミック・オペラとなっています。

コミック・オペラとはいっても、ヤナーチェクの場合ドヴォルザークのようなメロディー・メーカーではありませんので、一筋縄ではいきませんが、その独特の旋律線は、ヤナーチェクの他の作品に聞かれるものと非常に似通っており、それが一つの魅力となっています。

今日7月3日は、ヤナーチェクの生誕日にあたります。
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2009/Jul
Friday
23:00
Comment(2)
*COMMENT-コメント-
▽無題
小説の影響で、ヤナーチェクが売れているそうですね~。
そんなことには関係なく、私は以前から、ヤナーチェクのオペラ好きですが。
ぽち。
▽独特の世界
operaviewさん、こんばんは。またお越しいただきまして有り難うございます。

ヤナーチェクの作品は独特の趣がありますね。古くて新しいのか、新しくて古めかしいのか不思議な魅力を湛えた作品と思います。

まだまだヤナーチェクのオペラを聞く頻度は低いので、これからもっと挑戦していきたいと思っています(^-^)
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