ウェーバー(1786-1826)
歌劇「魔弾の射手」ハイライツ
オットカール: ヴォルフガング・ブレンデル
アガーテ: ヒルデガルト・ベーレンス
エンヒェン: ヘレン・ドナート
マックス: ルネ・コロ
カスパール: ペーター・メーヴェン
キリアン: ヘルマン・ザペル
隠者: クルト・モル
ザミエル: ロルフ・ボイゼン
バイエルン放送交響楽団&合唱団
指揮: ラファエル・クーベリック
録音: 1979年
(70:58)
「オペラ深夜便」第1回の今夜は、ウェーバーの「魔弾の射手」です。
深い森の中の小村に招かれて、現実に起こる物語の中に身を置くような錯覚に陥りそうになります。雰囲気と活気に満ち溢れた曲であり演奏です。
主役を担うコロとベーレンスは丁寧な歌唱を披露していますし、ドナートとブレンデルの木目細やかな表情も魅力的です。
そして、最後にモルによる隠者の登場によって、条件つきの許しを提案する場面とそれに続く合唱はとても感動的。
オーケストラと合唱も暖かみと力強さが共存しているだけでなく、各楽器の分離感にも秀でた名演と思います。
一つ残念なことは、抜粋盤なので、第2幕の「狼谷の場面」が途中で終わっていることです。
心温まるすてきな一時を過ごすことができました。
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2009/Feb
22
Sunday
22:00
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